fmale プロデューサーのtakuyaです。
みなさんは「備前焼」という伝統工芸をご存知ですか?
備前焼は、岡山県備前市を産地とする焼き物で釉薬を一切使用せず
絵付けもしないとてもシンプルな焼き物です。
2nd collection のルック撮影は
そんな備前焼を作っている工房で行わせていただきました。
実際に備前焼を作りながら撮影を行ったので
作る工程と共にルックの一部を紹介させていただきます。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0529/6134/5706/files/custom_resized_746bbfed-1d4e-4dc9-b797-ae03a82bd2a1_600x600.jpg?v=1676295770)
製作工程
製作工程はざっくり3つに分けられます。
土づくり
成形
窯たき
土づくり
採掘場から削り取った土を粉々にし
水に浸すことで備前焼を作るための泥にしていきます。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0529/6134/5706/files/custom_resized_bc46ae9c-da4e-473c-a094-0281670cfbb8_600x600.jpg?v=1676296787)
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0529/6134/5706/files/custom_resized_9931e6f9-77ba-47cb-b79f-5153a77ba282_600x600.jpg?v=1676296867)
ちなみに、この黒い袋の中に入っているものは
全て採掘場から取り出した土で
この土から作らないと備前焼とは呼べないんだとか。
成形
轆轤(ろくろ)などをつかい、成形していきます。
私もやってみましたが、簡単に見えてめちゃめちゃ難しかったです、、、
私もやってみましたが、簡単に見えてめちゃめちゃ難しかったです、、、
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0529/6134/5706/files/custom_resized_e6e93b24-2435-4685-80c3-d5a6e401eac6_600x600.jpg?v=1676297081)
窯たき
窯の中で2週間焼き続けます。
1,000度を超える窯の中で
長い間焼き締めることで「投げても割れない」
と言われる強度を作り上げます。
この工程により、出来上がりの色合いや表情が決まってきます。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0529/6134/5706/files/custom_resized_d3e7f05d-967a-4a72-b256-8976e4b68560_600x600.jpg?v=1676297199)
後になが〜い窯があります。
備前焼の魅力
釉薬を使用しない備前焼は
土の質感を楽しむ焼き物だと個人的には思っています。
心地よい土の質感を、是非手に取って感じて欲しいです。
心地よい土の質感を、是非手に取って感じて欲しいです。
決して鮮やかな色合いではないけれど
焼き上げている間についた灰や
火の当たり方によって
自然と生まれたその表情には、素朴なかっこよさがあります。
備前焼の表面には小さな凹凸がたくさんあるため
備前焼の表面には小さな凹凸がたくさんあるため
ビールや珈琲を飲むと味がまろやかになります。
伝統工芸の力を借りて
シルバーという性質上
アクセサリーを手に取った時にどうしても
無機質な印象を与えてしまうと思っています。
世の中にインフルエンサーブランドが増え
海外から安くでアクセサリーが輸入できてしまう中で
私たちは、一つ一つに意味を持たせて
デザインから製作までいろんな思いの中、作っています。
そんな私たちの思いが
伝統工芸という極めて有機的なプロダクトの力を借りて
少しでも届いたらいいなと思い、2ndのルック撮影を行いました。
撮影に協力してくれた出張陶芸 星さん
貴重な機会をくださりありがとうございました。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0529/6134/5706/files/custom_resized_34106a57-11cf-415c-ab75-42535014f2f8_600x600.jpg?v=1633072294)