2nd collection

2nd collection

fmale プロデューサーのtakuyaです。
 
みなさんは「備前焼」という伝統工芸をご存知ですか?
 
備前焼は、岡山県備前市を産地とする焼き物で釉薬を一切使用せず
絵付けもしないとてもシンプルな焼き物です。
2nd collection のルック撮影は
そんな備前焼を作っている工房で行わせていただきました。
 
実際に備前焼を作りながら撮影を行ったので
作る工程と共にルックの一部を紹介させていただきます。
 
 
 
  
  
 

製作工程

製作工程はざっくり3つに分けられます。
 
土づくり
成形
窯たき
  
 
 

土づくり

採掘場から削り取った土を粉々にし
水に浸すことで備前焼を作るための泥にしていきます。
 
 
  
 
ちなみに、この黒い袋の中に入っているものは
全て採掘場から取り出した土で
この土から作らないと備前焼とは呼べないんだとか。
 
  
 

成形

轆轤(ろくろ)などをつかい、成形していきます。
私もやってみましたが、簡単に見えてめちゃめちゃ難しかったです、、、
  
 
 
 
  
 

窯たき

窯の中で2週間焼き続けます。

1,000度を超える窯の中で
長い間焼き締めることで「投げても割れない」
と言われる強度を作り上げます。

この工程により、出来上がりの色合いや表情が決まってきます。
  
 
 
後になが〜い窯があります。
 
 
  
 

備前焼の魅力

釉薬を使用しない備前焼は
土の質感を楽しむ焼き物だと個人的には思っています。
心地よい土の質感を、是非手に取って感じて欲しいです。
 
決して鮮やかな色合いではないけれど
焼き上げている間についた灰や
火の当たり方によって
自然と生まれたその表情には、素朴なかっこよさがあります。

備前焼の表面には小さな凹凸がたくさんあるため
ビールや珈琲を飲むと味がまろやかになります。
 
 
  
 

伝統工芸の力を借りて

シルバーという性質上
アクセサリーを手に取った時にどうしても
無機質な印象を与えてしまうと思っています。
 
世の中にインフルエンサーブランドが増え
海外から安くでアクセサリーが輸入できてしまう中で
私たちは、一つ一つに意味を持たせて
デザインから製作までいろんな思いの中、作っています。
 
そんな私たちの思いが
伝統工芸という極めて有機的なプロダクトの力を借りて
少しでも届いたらいいなと思い、2ndのルック撮影を行いました。
 
撮影に協力してくれた出張陶芸 星さん
貴重な機会をくださりありがとうございました。
出張陶芸.jp